今月の主題 循環生理機能検査の進歩
新技術の解説
加算平均心電図体表面マッピング
久保田 功
1
Isao KUBOTA
1
1山形大学医学部第一内科学教室
キーワード:
体表面マッピング
,
S/N比
,
帯域濾波
,
高速Fourier変換
,
周波数解析
Keyword:
体表面マッピング
,
S/N比
,
帯域濾波
,
高速Fourier変換
,
周波数解析
pp.593-596
発行日 1992年6月15日
Published Date 1992/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901099
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加算平均心電図体表面マッピングでは,従来の体表面マッピングと比べ胸壁上から得られる心電信号のS/N比が著しく改善している.そのため,心房・心室内の興奮波に関し,より詳細な情報を得ることができる.帯域濾波を行うことによりlatepotentialの体表面分布を,また高速Fourier変換(FFT)―逆FFTによりQRS波の周波数成分変化の体表面分布を明らかにすることができ,これらは心筋梗塞患者の心室頻拍出現に関する有用な情報を提供するものと期待される.臨床検査36:593-596,1992
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