海外だより
マラウィ
吉田 和弘
1
1青年海外協力隊 1986年度2次隊
pp.407-408
発行日 1992年4月15日
Published Date 1992/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901048
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1.はじめに
マラウィは,東径33~37度,南緯9~17度に位置し,北はタンザニア,西はザンビア,東及び南はモザンビークに囲まれた内陸国である.1964年イギリスから独立し,現首都はリロングェに置かれ,人口は約630万人(推定),面積は12万km2(日本の1/3)で南北に長く,その1/5はマラウィ湖で占められる.地形的には高度750~1,300mの高原が主体でこれを大地溝帯の一部が縦断する.気候は5~10月の乾期と,11~4月の雨期に分かれており典型的なサバンナ気候である.
基幹産業は農業で,自給作物として主食であるメイズの他に豆類,グランドナッツ,キャッサバなどがあり,また,商品作物としてタバコ,綿,茶がある.特にタバコは日本にも輸出している.
国民性としては,いかなる他国民にも友好的な気質を持ち,彼ら自身平和を愛している.
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