口腔疾患の病理・2
顎骨病変
高木 実
1
Minoru TAKAGI
1
1東京医科歯科大学歯学部口腔病理学教室
キーワード:
根尖性歯周炎
,
慢性硬化性骨髄炎
,
顎・口蓋裂
,
線維性骨異形成症
,
化骨性線維腫
Keyword:
根尖性歯周炎
,
慢性硬化性骨髄炎
,
顎・口蓋裂
,
線維性骨異形成症
,
化骨性線維腫
pp.178-181
発行日 1992年2月15日
Published Date 1992/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900978
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顎骨は全身の他の骨と同様の疾患を生ずるが,顎骨には歯があることにより他の骨にはみられない病変があり,病像に特徴がある.炎症性病変では歯髄に続発する根尖性歯周炎は頻度が高い.胎生期の顎骨の発生は多数の突起の融合から起こるので,種々の奇形が発生しやすい特徴がある.腫瘍ないし腫瘍状病変では化骨性線維腫などのように歯原性病変と密接な関連があるのも特徴的である.
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