今月の主題 臨床検査の新技術
生体検査
極微弱生物フォトン発光による生体計測
小林 正樹
1
,
稲場 文男
1,2
Masaki KOBAYASHI
1
,
Humio INABA
1,2
1新技術事業団稲場生物フォトンプロジェクト
2東北大学電気通信研究所
キーワード:
生物フォトン
,
極微弱発光
,
血漿
,
呼気
,
喀痰
Keyword:
生物フォトン
,
極微弱発光
,
血漿
,
呼気
,
喀痰
pp.610-615
発行日 1991年6月15日
Published Date 1991/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900615
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生命活動や生理作用と密接に関連して,さまざまな極微弱な発光(生物フォトン)が検出される.生体内で進行する生化学反応に由来するこの一般的な発光現象は,生体内部の機能や生理状態の動的な変化を反映するものであり,特に活性酸素種やブリーラジカルなどの動態との関連性において注目されている.本稿では,超高感度な極微弱生物フォトン計測・分析技術の進歩による測定例と新しい生体情報非侵襲計測の可能性について概説する.
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