学会印象記 第6回日本環境感染学会
幅広いフィールドで―ニワトリからMRSAまで
小林 芳夫
1
Yoshio Kobayashi
1
1慶應義塾大学中央臨床検査部
pp.514
発行日 1991年5月15日
Published Date 1991/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900590
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本年の日本環境感染学会は2月8日,9日の2日間にわたり東京新宿副都心にある京王プラザホテルにおいて東京大学外科学教授出月康夫会長の下に開催された.思えば1985年4月2日東京本郷の学士会館別館において,当時勤務していた川崎市立川崎病院院長藤森一平現東海大学教授の代理として現在本学会の理事長を務められている上田泰東京慈恵会医科大学名誉教授,清水喜八郎東京女子医科大学教授ならびに川名林治岩手医科大学教授らの肝入りで開かれた設立準備会に出席して以来6年近くが経過したわけである.
特別講演は「感染性廃棄物の適性処理について」という演題で国立公衆衛生院の田中勝博士によりなされたが本学会にふさわしい企画であり,会場は熱心に聞き入る会員であふれていた.
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