今月の主題 脂質代謝異常
話題
LDLレセプターアツセイ
山木戸 道郎
1
,
山根 公則
1
,
角 誠二郎
1
,
江草 玄士
1
Michio YAMAKIDO
1
,
Kiminori YAMANE
1
,
Seijiroh KADO
1
,
Genshi EGUSA
1
1広島大学医学部第二内科学教室
キーワード:
LDLレセプター
,
家族性高コレステロール血症
Keyword:
LDLレセプター
,
家族性高コレステロール血症
pp.157-159
発行日 1991年2月15日
Published Date 1991/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900492
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
1.はじめに
LDLレセプターは1973年にGoldstein,Brownらによってその存在が明らかにされた.LDLレセプターアッセイの臨床的意義はLDLレセプターの欠損や活性低下を検出することにより,家族性高コレステロール血症(FH)の診断を確定することにある.LDLレセプターの異常を検出するさまざまな方法が検討されているので以下に概説する.
また近年,Goldsteinらのアッセイ系を応用してLDL粒子自体の異常を検出する方法も検討されている.この点についてもふれたい.
Copyright © 1991, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.