雑誌文献を検索します。書籍を検索する際には「書籍検索」を選択してください。

Rinsho Kensa Volume 35, Issue 1 （January 1991）

臨床検査 35巻1号（1991年1月発行）

Japanese English

研究

閉塞性肺疾患にみられる肺活量低下の機序に関する考察 The Mechanism of Reduced Vital Capacity in Chronic Obstructive Pulmonary Disease 前田貢 ¹ , 中野赳 ¹ , 塚本玲三 ² Mitsugu MAEDA ¹ , Takeshi NAKANO ¹ , Reizo TSUKAMOTO ² ¹三重大学医学部第一内科 ²茅ヶ崎徳州会総合病院吸呼器内科 ¹The First Dept. of Internal Medichne, School of Medicine, Mie University, Tsu ²Dept. of Chest Medicine, Chigasaki Tokushukai Medical Center キーワード：慢性閉塞性肺疾患 , 肺活量 , 一秒率 , 残気率 , 気道抵抗 Keyword: 慢性閉塞性肺疾患 , 肺活量 , 一秒率 , 残気率 , 気道抵抗 pp.83-86

発行日 1991年1月15日 Published Date 1991/1/15

DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900472

PDF(3319KB)

有料閲覧

Abstract 文献概要
1ページ目 Look Inside

　慢性閉塞性肺疾患（COPD）で，気道閉塞が高度になると，肺機能検査上，肺活量が低下し，混合性障害様パターンを示す．われわれは，拘束性肺疾患を合併しないCOPD患者74名を対象に，肺活量と一秒率，残気率，気道抵抗との相関関係を調べ，肺活量の低下をきたす気道閉塞の程度について検討を行った．その結果，一秒率が58％以下，気道抵抗が381％以上，残気率が54％以上で肺活量が低下することがわかった．