Japanese
English
研究
閉塞性障害の有無判定基準についての考察
Criteria of Airway Obstruction
清水 啓之
1
,
中野 赳
1
,
塚本 玲三
2
Hiroyuki SHIMIZU
1
,
Takeshi NAKANO
1
,
Reizo TSUKAMOTO
2
1三重大学医学部第一内科
2茅ヶ崎徳州会総合病院呼吸器内科
1The First Dept. of Internal Medicine, Mie Univ. School of Medicine
2Dept. of Chest Medicine, Chigasaki Tokushukai Medical Center
キーワード:
閉塞性障害
,
一秒率
,
フローボリューム曲線
,
最大呼気中間流量
Keyword:
閉塞性障害
,
一秒率
,
フローボリューム曲線
,
最大呼気中間流量
pp.1669-1672
発行日 1990年11月15日
Published Date 1990/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900412
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わが国では閉塞性障害の指標として,一秒率が70%以下であることを慣例的に用いている.われわれはこの基準に疑問を持ち,当院で肺機能検査を施行し,一秒率が70%以上で,%肺活量が80%以上の症例を対象として,一秒率とV50,V25および最大呼気中間流量の相関関係について検討した.その結果,閉塞性障害の基準を米国と同様に少なくとも一秒率75%以下に変更すべきであると考えた.
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