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資料
九州地方で見いだされた日本海裂頭条虫症
Diphyllobothriasis nihonkaiense found in Kyushu District
宮原 道明
1
,
矢崎 誠一
2
Michiaki MIYAHARA
1
,
Seiichi YAZAKI
2
1九州大学医療技術短期大学部
2鳥取大学医学部医動物学教室
1School of Health Sciences, Kyushu University
2Department of Medical Zoology, Tottori University School of Medicine
キーワード:
日本海裂頭条虫
,
九州地方
,
症例
Keyword:
日本海裂頭条虫
,
九州地方
,
症例
pp.1790-1793
発行日 1990年12月15日
Published Date 1990/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900440
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日本海裂頭条虫のわが国における重要な感染源はサクラマスで,その20~30%にプレロセルコイドが認められている.本虫の主な分布地は北海道,東北,北陸,山陰などの日本海をめぐる地方である.しかしながら,流通機構の発達によりその他の地方にも拡散し,本症の散発例が増えている.今回,われわれは九州地方を中心に入手した6例の虫体を検討して,日本海裂頭条虫と同定したので報告する.
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