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糖輸送担体
中 恵一
1
1大阪市立大学臨床検査医学
キーワード:
糖輸送担体
,
グルコーストランスポーター
,
糖尿病
Keyword:
糖輸送担体
,
グルコーストランスポーター
,
糖尿病
pp.1659-1660
発行日 1990年11月15日
Published Date 1990/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900408
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細胞のエネルギー源であるグルコースの,血液より細胞内への移送には現在2つの系があることが知られている.その内の1つは細胞内外のグルコース濃度の差によって拡散で移送される系で,ほかの一つはNa+と同時にグルコースが輸送される系である.前者の拡散に基づく糖輸送には糖輸送担体が関与することが明らかとなり,細胞によって若干構造の異なる蛋白であることが判明した1).
この糖輸送担体は,英名のglucose transporterを縮めGLUTと略して呼ばれ,次の5種が単離されて遺伝子工学的手法により各蛋白の一次構造が決定された.
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