Japanese
English
研究
複雑酩酊患者における血中酒精濃度と脳波像の変化について
Studies on the Blood Alcoholic Concentrations and Electroencephalographic Changes in An Alcoholic Patients with Complex Intoxication
石井 みゆき
1
,
田中 謙吉
1
,
斉藤 庸男
2
,
宮内 利郎
2
,
梶原 晃
2
Miyuki ISHII
1
,
Kenkichi TANAKA
1
,
Tsuneo SAITO
2
,
Toshiro MIYAUCHI
2
,
Akira KAJIWARA
2
1横浜市立大学医学部病院中央検査部
1Central Laboratory, Yokohama City University School of Medicine
2Department of Psychiatry, Yokohama City University School of Medicine
キーワード:
血中アルコール濃度
,
周波数分析
,
脳波
,
心理テスト
,
急性アルコール中毒
Keyword:
血中アルコール濃度
,
周波数分析
,
脳波
,
心理テスト
,
急性アルコール中毒
pp.999-1002
発行日 1990年8月15日
Published Date 1990/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900248
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酩酊患者にアルコール負荷試験を行い,脳波,血中アルコール濃度および心理検査を実施した.飲酒後1時間で脳波は徐波化し,3時間後に徐波化はもっとも顕著となり,同時に血中濃度も2.5mg/lと最高値を示し,符号検査でも正当数が43%と減少した.精神症状は,易怒的で抑制欠如し,運動失調が目立つ複雑酩酊状態を示した.飲酒終了1時間後,血中濃度の下降とともに徐波化も改善した.
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