技術講座 微生物
ELISA法によるChlamydiapneumoniae特異抗体の測定
岸本 寿男
1
1川崎医科大学地域医療学
pp.1139-1147
発行日 1998年12月1日
Published Date 1998/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543903667
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新しい知見
近年,Chlamydia pneumoniaeが呼吸器感染症の起炎菌として,また最近では動脈硬化疾患とのかかわりで注目されているが,これまで一般的な診断法の確立と普及が立ちおくれていた.最近,久しく望まれていたELISA法によるC.pneumoniae特異抗体測定キットが開発され,1998年6月から保険適用のもとで臨床応用可能となった.今後,その使用法や判定に留意して利用され,全国レベルでC.pneumoniae感染症の実態が解明されることが期待される.
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