Japanese
English
今月の特集1 標準化とトレーサビリティ体系
血栓止血検査における現状
The present condition about standardization and a traceability system in laboratory tests of thrombosis/hemostasis
福武 勝幸
1
1医療法人財団荻窪病院血液凝固科
キーワード:
血栓止血検査
,
標準化
,
トレーサビリティ体系
,
国際標準物質
,
外部精度管理
Keyword:
血栓止血検査
,
標準化
,
トレーサビリティ体系
,
国際標準物質
,
外部精度管理
pp.1377-1384
発行日 2024年11月15日
Published Date 2024/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542203783
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
Point
●トレーサビリティとは個々の校正が測定不確かさに寄与する文書化された切れ目のない校正の連鎖を通して,測定結果を計量参照に関係付けることができる測定結果の性質である.
●世界保健機関(WHO)はWHO International Biological Reference Preparationsとして国際標準物質を登録している.
●血栓止血検査では単一物質の測定と異なり,多様性のある混合物や複合的機能の測定があり,標準物質の概念が確立できない検査項目がある.
●検査結果を共有して,有効活用することは重要な課題であり,Dダイマーなど多様性のある検査対象に応用できる共有化作業として,ハーモナイゼーションの概念が提案されている.
Copyright © 2024, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.