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今月の特集 知っておきたい睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群と生活習慣病
Sleep apnea syndrome and life-style related diseases
小賀 徹
1
1川崎医科大学呼吸器内科学教室
キーワード:
高血圧
,
糖尿病
,
脂質異常症
,
肥満
,
メタボリックシンドローム
Keyword:
高血圧
,
糖尿病
,
脂質異常症
,
肥満
,
メタボリックシンドローム
pp.1070-1075
発行日 2024年9月15日
Published Date 2024/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542203716
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Point
●睡眠時無呼吸症候群は,高率に生活習慣病に合併しており,予後に影響しうることに注意する.
●閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)のもたらす間欠的低酸素と睡眠分断化が,交感神経活性化,酸化ストレス亢進,炎症を引き起こし,血圧,耐糖能,脂質代謝などに影響を与える機序が推定されている.
●生活習慣病に中等症以上の睡眠時無呼吸症候群を合併する場合,持続気道陽圧(CPAP)治療を導入するが,必ずしも生活習慣病まで改善するとは限らない.
●生活習慣病診療においては,睡眠時無呼吸症候群の合併・治療を考慮するが,CPAP治療のアドヒアランス,生活習慣や睡眠衛生も含めた包括的な管理が重要である.
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