Japanese
English
今月の特集 骨髄腫と類縁疾患の検査学
画像検査
Imaging diagnosis
高須 深雪
1
,
飯田 慎
1
,
粟井 和夫
2
1広島市立広島市民病院放射線診断科
2広島大学大学院医系科学研究科放射線診断学研究室
キーワード:
骨髄腫
,
CRAB
,
MRI
,
DWIBS
,
FDG-PET/CT
Keyword:
骨髄腫
,
CRAB
,
MRI
,
DWIBS
,
FDG-PET/CT
pp.864-871
発行日 2024年7月15日
Published Date 2024/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542203674
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Point
●単純X線検査は骨病変の評価に対し標準的な方法であったが,近年は新しい画像診断法に置き換えられつつある.単純X線検査は偽陰性率が高く,再現性が低い傾向がある.
●CTは小さな局所性骨病変の検出感度が高く,任意断面への再構成が可能である.びまん性骨減少症を示す場合は骨粗鬆症と鑑別できない.病変の疾患活動性は評価できない.
●MRIは組織間コントラストが高く,軟部腫瘤の検出や骨髄腔への腫瘍細胞浸潤の評価に有用である.治療後に活動性を失った病変が消失せず,画像上持続することが多い.
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