増刊号 よくある質問にパッと答えられる—見開き! 検査相談室
免疫・輸血
針刺し・切創・粘膜曝露時の感染症検査と対応の要点を教えてください
秋根 大
1,2
1自治医科大学保健センター
2自治医科大学附属病院感染症科・感染制御部
pp.398-399
発行日 2021年4月15日
Published Date 2021/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202655
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まず行うべき感染症検査
曝露源患者のB型肝炎ウイルス(HBV),C型肝炎ウイルス(HCV),ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の感染状況を確認する必要があるため,HBV表面抗原(HBsAg),HCV関連抗体(HCVAb),HIV抗原/抗体(HIV Ag/Ab)を測定する.曝露した人については,①HBVの免疫状態を確認するため,および②今後のベースラインとするためにHBsAg,HBV表面抗体(HBsAb),HCVAb,HIV Ag/Ab,AST,ALTを測定する(表1).
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