Japanese
English
今月の特集1 腎臓を測る
尿定量検査はどう利用されているか
How is the urine quantitative test used?
岩津 好隆
1
1自治医科大学臨床検査医学講座
キーワード:
尿生化学検査
,
推定食事摂取量
,
排泄率
,
FE
,
電解質酸塩基平衡異常
,
有効循環血液量
Keyword:
尿生化学検査
,
推定食事摂取量
,
排泄率
,
FE
,
電解質酸塩基平衡異常
,
有効循環血液量
pp.1308-1314
発行日 2019年11月15日
Published Date 2019/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202196
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
Point
●尿定量検査は24時間蓄尿が標準法であるが,煩雑なわりには不完全蓄尿が多く,繰り返し検査を行うことができる随時尿で評価するようになってきている.
●腎障害を反映する尿中バイオマーカーだけではなく,体液や電解質酸塩基平衡を維持するという腎機能を評価する尿中電解質を含めた尿生化学検査も重要である.
●尿生化学検査は使用用途に応じたさまざまな計算式が存在しており,検査室でもその意義を理解し,計算結果を臨床側にフィードバックするなどの工夫が必要である.
Copyright © 2019, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.