増刊号 維持・継続まで見据えた—ISO15189取得サポートブック
Part.1 総論
ISO15189認定取得の意義
中島 哲
1
1杏林大学保健学部臨床検査技術学科
pp.1089-1091
発行日 2019年10月15日
Published Date 2019/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202146
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ISO15189は,それぞれの病院が自施設に合った臨床検査室のルールを明確に文書化し,適切に実施しているのかをISO審査機関〔日本適合性認定協会(Japan Accreditation Board:JAB)〕に証明してもらう第三者認証制度になる.その中で,臨床検査室の方向性を担っている臨床検査部長並びに臨床検査技師長は検査室管理主体と呼ばれ,責務が明記されている.本稿では,検査室管理主体としてISO15189にかかわってきた経験をもとに,検査室管理主体の役割,心構え,組織力を発揮するための方策を示す.又,ISO15189 QMS(quality management system)導入の意義,ISO15189取得のメリット・デメリット並びに指摘をどのように捉え,そこからどのように展開すれば臨床検査室の組織力アップにつながるのかを述べる.
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