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増刊号 感染症関連国際ガイドライン—近年のまとめ
2章 臨床感染症に関するガイドライン
心血管系感染症
植込み型デバイス感染症(2010年,AHA)
Update on cardiovascular implantable electronic device infections and their management
田子 さやか
1,2
,
相野田 祐介
3,4,5
1湘南記念病院内科・感染症科
2東京医科大学八王子医療センター感染症科
3日比谷クリニック渡航者外来
4東京都立松沢病院感染症科
5国際協力機構(JICA)
pp.1150-1157
発行日 2018年10月15日
Published Date 2018/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201746
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POINT
●心血管体内植込み型電子機器(CIED)植え込みは,合併症の多い高齢者においても増加し,CIED感染率は上昇している.
●CIED感染が疑われる全ての患者は,抗菌薬投与前に最低2セットの血液培養を採取する.
●経食道心エコーは,成人におけるCIED関連心内膜炎の診断に有用である.
●CIED感染の治療の原則は,デバイス抜去と抗菌薬治療である.
●米国のガイドラインであり,わが国の医療体制,施設のローカルファクターなどを考慮して使用する.
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