技術講座 血液
血小板数標準測定操作法
竹田 知広
1
,
永井 豊
1,2
,
近藤 弘
1
1関西医療大学保健医療学部臨床検査学科
2日本光電工業株式会社
pp.28-34
発行日 2022年1月1日
Published Date 2022/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543208585
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Point
●血液検査分野の標準化は,保存可能な調和標準物質が存在しないため国際調和プロトコル(標準測定操作法)を用いて行われている.
●国際調和プロトコルの国際的整備は,国際血液学標準化協議会(ICSH)および臨床・検査標準協会(CLSI),国際検査血液学会(ISLH)をはじめとする団体が担っており,日本では,日本検査血液学会(JSLH)が各団体と協調してこの活動に貢献している.
●フローサイトメトリー(FCM)を用いた血小板の国際調和プロトコルは,ISLH/ICSHから2001年に公開されている.JSLHは,国際調和プロトコルに準拠した基準測定操作法を標準作業手順書(SOP)として作成し,外部精度管理調査により多施設間で検証されたSOPを公開している(ホームページ1)に掲載).
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