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今月の特集1 血球貪食症候群を知る
血球貪食症候群における臨床検査成績の特徴
Characteristics of laboratory data in hemophagocytic syndrome(HPS)
樋口 紘平
1
,
河 敬世
1
1地方独立行政法人大阪府病院機構 大阪府立母子保健総合医療センター血液・腫瘍科
キーワード:
血球貪食症候群(HPS)
,
高サイトカイン血症
,
高フェリチン血症
,
可溶性インターロイキン2(IL-2)レセプター高値
,
HPSスコアリングシステム
Keyword:
血球貪食症候群(HPS)
,
高サイトカイン血症
,
高フェリチン血症
,
可溶性インターロイキン2(IL-2)レセプター高値
,
HPSスコアリングシステム
pp.1056-1061
発行日 2016年10月15日
Published Date 2016/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542200952
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Point
●血球貪食症候群では高サイトカイン血症によるマクロファージの異常増殖・活性化がみられ,特徴的な臨床像と検査値異常を呈する.
●血球貪食症候群の重症度は軽症型・中等症型・重症型の3段階に分類され,その重症度に応じて治療が選択される.重症型では多剤併用化学療法や造血幹細胞移植が必要となるが,生命予後は悪い.
●臨床検査値から重症度を分類する血球貪食症候群(HPS)スコアリングシステムが提唱されており,治療方針決定の判断材料の1つとなっている.
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