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今月の特集1 もっと知りたい! 川崎病
川崎病の心エコー検査以外のモダリティでの評価
Evaluation of the patients with coronary artery lesions using the various modalities including CT and MR angiographies of Kawasaki disease
渡邉 拓史
1
,
神山 浩
1,2
1日本大学医学部小児科学系小児科学分野
2日本大学医学部医学教育企画・推進室
キーワード:
選択的冠動脈造影(CAG)
,
冠動脈CT造影(CCTA)
,
冠動脈MRI(MRCA)
,
鎮静
,
技師医師協調
Keyword:
選択的冠動脈造影(CAG)
,
冠動脈CT造影(CCTA)
,
冠動脈MRI(MRCA)
,
鎮静
,
技師医師協調
pp.608-612
発行日 2016年6月15日
Published Date 2016/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542200840
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Point
●川崎病冠動脈障害(CAL)の評価には,小児期からの反復検査が必要となる.心エコー検査に加え,特に遠隔期では冠動脈CT造影(CCTA)や冠動脈MRI(MRCA)などの低侵襲性モダリティの利用を積極的に試みる必要がある.
●モダリティは,それぞれの長所・短所を考慮して患者の身体的,時間的,経済的負担を軽減するように選択する.
●検査に伴う鎮静処置は時に重篤な合併症を起こしうるため,個々の患者の鎮静リスクの認識と合併症への迅速な対応のための事前準備をしておくことが重要である.
●“冠動脈の何をみたいのか”を含む検査情報について,臨床検査技師と医師間でコミュニケーションをとることが適正な検査の施行につながる.
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