Japanese
English
研究
脳波上3Hz棘徐波複合が出現したときの心電図R-R間隔変化—意識障害の客観的指標への取り組み
R-R interval changes with 3 Hz spike and slow wave complex on electroencephalograph(EEG):approach to objective index of disturbed consciousness
横田 進
1
,
鈴木 ななみ
1
,
糸井 正枝
1
,
益子 明子
1
,
油座 博文
1
1埼玉県立小児医療センター検査技術部生理検査室
キーワード:
脳波検査
,
過呼吸賦活(HV)
,
3Hz棘徐波複合(3HzSW)
,
欠神発作
,
R-R間隔変化
Keyword:
脳波検査
,
過呼吸賦活(HV)
,
3Hz棘徐波複合(3HzSW)
,
欠神発作
,
R-R間隔変化
pp.820-827
発行日 2015年8月15日
Published Date 2015/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542200399
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脳波記録中に,3Hz棘徐波複合(3HzSW)が過呼吸賦活(hyperventilation:HV)中や睡眠中に誘発されたときの心電図R-R間隔変化を検討した.HV中のR-R間隔は,吸気時に短縮し呼気時に延長する呼吸に同期したリズムが認められたが,呼吸動作が停止したときはリズムが減弱した.睡眠中に誘発されたときは,自発呼吸に伴うR-R間隔変化が継続した.以上から,HV中の3HzSW出現時のR-R間隔解析は,動作停止を伴う意識障害を推測する客観的に有用な方法になりうると考えられた.
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