Japanese
English
短報
3Hz単律動性徐波が連続的に出現した成人の2症例
Two Adult Cases of Continuous 3Hz Monorhythmic Slow Wave
高木 一郎
1
,
加藤 知子
1
,
岡田 滋子
1
,
井上 令一
1
Ichiro Takagi
1
,
Tomoko Kato
1
,
Shigeko Okada
1
,
Reiichi Inoue
1
1順天堂大学医学部精神医学教室
1Department of Psychiatry, Juntendo University School of Medicine
pp.1005-1007
発行日 1991年9月15日
Published Date 1991/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405903118
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■はじめに
我々は,発作性疾患の既往なく50歳台に初発し,長期にわたって3Hz前後の単律動性徐波が中心線上(Fz,Cz,Pz)から広汎に連続的に出現する2症例を経験した。
連続して出現する徐波は欠神発作,複雑部分発作など,てんかん重積状態において知られているが発症年齢,異常脳波の持続期間,意識障害の有無を含む臨床症状からこれらは否定的と考えた。
各症例について,この特異な脳波所見の発現機序および臨床症状との関連を検討した。
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