Japanese
English
今月の特集2 乳癌病理診断の進歩
乳癌の遺伝子診断(Oncotype DX®)
21-gene assay for breast cancer
川端 英孝
1
,
木脇 圭一
2
,
藤井 丈士
2
1虎の門病院 乳腺内分泌外科
2虎の門病院 病理診断科
キーワード:
乳癌
,
多遺伝子アッセイ法
,
逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)
,
予後予測
,
治療効果予測
Keyword:
乳癌
,
多遺伝子アッセイ法
,
逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)
,
予後予測
,
治療効果予測
pp.466-470
発行日 2015年5月15日
Published Date 2015/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542200318
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Point
●ホルモン受容体陽性,HER2受容体陰性乳癌のサブタイプに化学療法を施行するかどうかが大きな臨床的課題となっている.
●このサブタイプに多遺伝子アッセイ法を用いて,予後予測と化学療法の治療効果予測を行うのがOncotype DX®検査である.
●Oncotype DX®はホルマリン固定パラフィン包埋の腫瘍組織から逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)法を用いて21種類のRNAを抽出し,決められたアルゴリズムに基づいて再発スコア(RS)を算定する.
●わが国では保険適用となっておらず,約40万円の高額な自費検査である.
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