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今月の特集1 電解質,酸塩基平衡検査を苦手にしない
カルシウム,リン,マグネシウムの読み方
Assessment of serum Ca, P, Mg levels
風間 順一郎
1
1新潟大学医歯学総合病院 血液浄化療法部
キーワード:
カルシウム(Ca)
,
リン(P)
,
マグネシウム(Mg)
,
アルブミン(Alb)補正
,
医原性
,
慢性腎臓病
,
集中治療
Keyword:
カルシウム(Ca)
,
リン(P)
,
マグネシウム(Mg)
,
アルブミン(Alb)補正
,
医原性
,
慢性腎臓病
,
集中治療
pp.801-805
発行日 2014年7月15日
Published Date 2014/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103950
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●カルシウム(Ca)濃度は基準値より大幅に低くても高くても,緊急治療の適応である.
●高Ca血症の原因は,Ca代謝ホルモンの暴走か医原性である.
●Ca濃度のアルブミン(Alb)による補正の是非は,必ずしもコンセンサスが得られていない.
●高リン(P)血症に比較して低P血症のほうが治療の緊急性は高い.
●慢性腎臓病ではPが蓄積する.
●長期的には高P血症の持続は,予後悪化因子である.
●長期的には低マグネシウム(Mg)血症の継続は予後悪化因子である.
●自力で訴えを伝えられない高齢者などに,しばしば著しい高Mg血症がみられる.
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