今月の特集2 話題の感染症2014
扉
岩田 敏
pp.465
発行日 2014年4月15日
Published Date 2014/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103865
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衛生環境の整備,抗微生物薬の進歩,ワクチンによる感染症予防法の普及により,感染症は克服されつつあるようにはみえるが,発展途上国においては依然として多くの伝染性疾患が蔓延している.また,HIV感染症,SARS,新型インフルエンザ(A/H1N1),重症熱性血小板減少症候群(SFTS),多剤耐性グラム陰性桿菌感染症など,近年になって新たに出現した新興感染症は少なくない.また,抗癌剤や免疫抑制剤による治療法の進歩による影響,ヒトの免疫保有状況の変化などにより,以前にみられていた感染症が再度問題となる再興感染症も増加している.
本特集では,最近話題となった新興感染症,再興感染症を取り上げ,その問題点と対策について解説していただく.
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