今月の特集2 感染制御と連携—検査部門はどのようにかかわっていくべきか
扉
岩田 敏
pp.339
発行日 2015年4月15日
Published Date 2015/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542200286
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感染制御には感染防止対策と感染症診療の2つの要素があり,それぞれがクルマの両輪として機能しています.いずれの活動を行うにも職種横断的な連携・協力が必要であり,そのなかで検査部門はいずれの活動においても重要な役割を果たしていると思います.2012年4月の診療報酬改定で感染防止対策加算が算定できるようになり,感染制御活動における施設内外での連携が,強く求められるようになりました.さらに,2014年4月の診療報酬改定においては,感染防止対策加算1を取得する条件として,JANISなどのサーベイランスへの参加が義務付けられることになり,検査部門の役割がより一層重要視されるようになっています.また,感染制御活動における連携以外に,感染制御の領域における人材育成や卒前卒後教育においても職種間の連携が求められています.本特集では,感染制御におけるさまざまな連携において,検査部門がどのようにかかわっていったらよいのか,実際の活動を通じて解説していただきます.
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