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今月の特集2 深在性真菌症を学ぶ
Pneumocystis jirovecii
Pneumocystis jirovecii
藤井 毅
1
1東京医科大学八王子医療センター 感染症科
キーワード:
Pneumocystis jirovecii
,
細胞性免疫不全
,
HIV感染症
,
β-D-グルカン
,
ST合剤
Keyword:
Pneumocystis jirovecii
,
細胞性免疫不全
,
HIV感染症
,
β-D-グルカン
,
ST合剤
pp.117-121
発行日 2014年1月15日
Published Date 2014/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103783
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●ニューモシスチス肺炎(PCP)は基本的に重篤な疾患であり,救命のためには早期診断および早期治療が極めて重要である.
●ほかの真菌と異なり培養されないため,確定診断は気道由来検体の直接鏡検によって菌体を証明する必要がある.臨床症状や画像所見,血中β-D-グルカン値,PCR法などの遺伝子検査の結果から,総合的に診断されることも少なくない.
●Pneumocystis jiroveciiは,ヒト-ヒト感染することが証明されており,免疫不全患者における院内伝播にも十分な注意が必要である.
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