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今月の特集1 前立腺癌マーカー
CRPによるフォロー,予後の推定
C-reactive protein as a biomarker for prostate cancer
齋藤 一隆
1
,
木原 和徳
1
1東京医科歯科大学大学院腎泌尿器外科
キーワード:
C反応性蛋白(CRP)
,
バイオマーカー
,
腫瘍マーカー
,
予後因子
,
去勢抵抗性前立腺癌
Keyword:
C反応性蛋白(CRP)
,
バイオマーカー
,
腫瘍マーカー
,
予後因子
,
去勢抵抗性前立腺癌
pp.1464-1468
発行日 2013年11月15日
Published Date 2013/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103704
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■宿主炎症反応が顕在化している癌患者の予後は不良である.
■前立腺癌において,血清C反応性蛋白(CRP)値の上昇で表されるように,炎症反応が顕在化している患者の予後は不良であり,去勢抵抗性前立腺癌など,特に進行癌において,CRPは予後因子となる.
■CRPは,去勢抵抗性前立腺癌において,病勢の評価や,治療効果判定にも有用であり,前立腺特異抗原(PSA)と同様に一部の前立腺癌状態において,バイオマーカー(腫瘍マーカー)としての役割を有する.
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