特集 はじめよう,検査説明
一般検査
13 便の観察から,どこまで疾患,病態が予測できますか?
伊瀬 恵子
1
,
村田 正太
1
,
澤部 祐司
1
,
野村 文夫
1,2
1千葉大学医学部附属病院検査部
2千葉大学大学院医学研究院分子病態解析学
pp.1214-1215
発行日 2013年10月30日
Published Date 2013/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103591
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1.便の性状
便は消化吸収できなかった食物残渣や消化管の細胞,腸内細菌などで構成されていて,消化・吸収・腸の蠕動運動により泥状・水様性の下痢便から硬い兎糞状までさまざまな形状を示す.色調はステルコビリンで黄褐色を呈すが,疾患によって白色や黒色となる.また血液や粘液が混入するため性状を観察することは重要である.
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