特集 教科書には載っていない臨床検査Q&A
免疫
Question 16 アレルゲンの確定においてRASTはどれくらい信用できますか?
萱場 広之
1
1弘前大学大学院医学研究科臨床検査医学講座
pp.1184-1185
発行日 2012年10月30日
Published Date 2012/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103198
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ポイント
・RASTはアレルゲンの種類や検査方法によって差が大きいが,概ね80~85%が皮膚試験と一致する1).
・RASTスコアと有症率は相関がみられる.しかし,検索アレルゲンのRASTが陰性であっても食物アレルギーの否定ができるものではない.
・アレルゲン検査は患者の症状や経過などの詳細な問診から選択することが推奨される.
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