Japanese
English
研究
Screen filtration pressure法によるアスピリンの抗血小板効果の測定
Measurement of antiplatelet effect of aspirin by the whole blood screen filtration pressure method
奥宮 明子
1,2
,
石川 雄一
1
,
高嶋 依美
1
,
竹内 文絵
1
Akiko OKUNOMIYA
1,2
,
Yuichi ISHIKAWA
1
,
Emi TAKASHIMA
1
,
Fumie TAKEUCHI
1
1神戸大学医学部保健学科
2神戸国際大学リハビリテーション学部
1Faculty of Health Sciences, Kobe University School of Medicine, Kobe
2Faculty of Rehabilitation, Kobe International University, Kobe
キーワード:
Screen filtration pressure法
,
血小板凝集
,
アスピリン
,
全血
,
コラゲン
Keyword:
Screen filtration pressure法
,
血小板凝集
,
アスピリン
,
全血
,
コラゲン
pp.847-852
発行日 2009年7月15日
Published Date 2009/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542102026
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
Screen filtration pressure(SFP)法に基づく全血血小板凝集測定装置を用いてコラゲンおよびADP凝集によりアスピリンの抗血小板作用を測定した.健常人血液(アスピリン無添加)では,透過光法終了直後の反応液を用いたSFP法は透過光法と同等の凝集を検出したが,全血を用いたSFP(WB-SFP)法と透過光法の関係は惹起物質により異なった.コラゲン凝集によるWB-SFP法は透過光法よりアスピリン測定感度が高かった.同法によるPATI(血小板凝集閾値係数)の同時再現性および日差変動のCVは各々7.1%,6.4%であった.さらに超低用量アスピリン(40mg/日)服用の薬効評価におけるWB-SFP法の有用性が示された.
Copyright © 2009, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.