特集 ホルモンの病態異常と臨床検査
総論
3.ホルモンの検査
6) アプタマー解析
上野 真吾
1
,
坂井 貴文
2
Shingo UENO
1
,
Takafumi SAKAI
2
1埼玉大学大学院理工学研究科
2埼玉大学大学院理工学研究科生命科学部門
キーワード:
アプタマー
,
ペプチドアプタマー
,
アプタマーチップ
Keyword:
アプタマー
,
ペプチドアプタマー
,
アプタマーチップ
pp.1151-1158
発行日 2008年10月30日
Published Date 2008/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542101759
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はじめに
アプタマーとは有機小分子や蛋白質など様々な物質に特異的に結合する能力を有する核酸もしくはペプチドであり,その結合能を利用して,病原蛋白質の機能を阻害する医薬品,抗体に代わる検出ツールとしての利用が期待されている.事実,近年の飛躍的な技術の進歩により,多くのアプタマーが創製され,すでに医薬品として認可を受けているものもある.本稿では,アプタマーを利用した医薬・診断薬開発やバイオセンシング開発の状況について概説する.
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