Japanese
English
研究
血球自動計数分析装置による体腔液細胞診の一次スクリーニング
First-screening for Fluid Cytology Using Hematology Analyzer
札辻 寛
1
,
倉留 久隆
1
,
早川 昭
1
,
園田 隆
2
,
金山 良男
3
,
中 嘉一郎
1
Hiroshi FUDATSUJI
1
,
Hisataka KURATOME
1
,
Akira HAYAKAWA
1
,
Takashi SONODA
2
,
Yoshio KANAYAMA
3
,
Kaichiro NAKA
1
1市立芦屋病院臨床検査科
2市立芦屋病院潰瘍内科
3市立芦屋病院内科
キーワード:
体腔液
,
サイトグラム画像分析
,
大型細胞
,
細胞診
,
一次スクリーニング
Keyword:
体腔液
,
サイトグラム画像分析
,
大型細胞
,
細胞診
,
一次スクリーニング
pp.435-438
発行日 2003年4月15日
Published Date 2003/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100928
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〔SUMMARY〕 血球自動計数分析装置(ADVIA120)に体腔液を吸引させるとサイトグラム画面ペルオキシダーゼチャンネル上端に通常の血球成分とは異なる細胞集団が幅広く出現する例がある.このような細胞がみられた49症例中の22例が細胞診陽性であり,みられなかった56例すべてが陰性であった.細胞集団は腫瘍細胞,中皮細胞,マクロファージとそれらの集塊が画面上端に表示されたと考えた.この方法により細胞診陽性の可能性がある体腔液検体を迅速,簡便に一次スクリーニングできた.
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