今月の主題 栄養管理のパラメーター
各論
2. 生化学的パラメーター
1)蛋白代謝:一般検査
小山 諭
1
,
畠山 勝義
1
Yuu KOYAMA
1
,
Katsuyoshi HATAKEYAMA
1
1新潟大学大学院消化器・一般外科学分野
キーワード:
栄養評価
,
蛋白代謝
,
一般生化学検査
Keyword:
栄養評価
,
蛋白代謝
,
一般生化学検査
pp.977-982
発行日 2004年9月15日
Published Date 2004/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100879
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〔SUMMARY〕 蛋白質は最も重要な栄養素であり,栄養不良による蛋白喪失は死に結びつきうるため,蛋白代謝は栄養障害の評価において極めて大切である.一般検査では,筋蛋白の尿中代謝産物であるクレアチニンや3-メチルヒスチジン,蛋白質動態総和の指標として窒素平衡,蛋白合成の指標として血清アルブミンなどが挙げられる.臨床所見にこれら一般検査を有効に加えることでより正確な栄養状態・蛋白代謝の評価を行うことができる.〔臨床検査 48:977-982,2004〕
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