編集者への手紙
乳癌細胞診標本を用いたCISH法によるHER2/neu遺伝子検出の基礎的検討
片山 博徳
1
,
前田 昭太郎
1
,
工藤 光洋
2
,
内藤 善哉
2
1日本医科大学附属多摩永山病院病理部
2日本医科大学第二病理学教室
キーワード:
HER-2
,
fine-needle aspiration cytology
,
chromogenic in situ hybridization(CISH)
Keyword:
HER-2
,
fine-needle aspiration cytology
,
chromogenic in situ hybridization(CISH)
pp.116-117
発行日 2007年1月15日
Published Date 2007/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100411
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1.目的
乳癌の免疫療法薬であるTrastuzumab(Herceptin®)の治療適応の判定にはHER2/neuの過剰発現・遺伝子増幅の解析が必要であり,また,St. Gallen 2005において,乳癌のリスク因子としてHER2/neuの過剰発現・遺伝子増幅の有無も追加された1).今回,光学顕微鏡により観察が可能であるchromogenic in situ hybridization(CISH)法を用いて,乳癌細胞診材料におけるHER2/neu遺伝子の検出について基礎的な検討を行った.
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