学会だより 第38回日本臨床検査自動化学会大会
久々の神戸の地で基礎と調和した実践の学会
山舘 周恒
1
1日本大学練馬光が丘病院臨床検査部
pp.118
発行日 2007年1月15日
Published Date 2007/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100412
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日本臨床検査自動化学会第38回大会は2006年10月11日から13日までの3日間,渡辺直樹教授(札幌医科大学臨床検査医学)を大会長として神戸国際会議場で開催された.当大会に先立って第9回アジア臨床病理学会が開催されたこともあり,例年より100題ほど多い344題の一般演題数と約2,300名の参加者を得て活気ある大会となった.
大会初日の夜の技術セミナーは,例年の「科学技術」「遺伝子検査技術」「POCT」に新たに「チーム医療実践」が加わり,4種類のセミナーが開催された.このテキストは学会ホームページ(http://www.jscla.com/)からダウンロードできるが,科学技術セミナーではISO 15189取得でも重要な要件となっている“不確かさ”を,遺伝子検査技術セミナーでは“HIV薬剤耐性検査,オーダーメイド医療,固形腫瘍の遺伝子診断”,POCセミナーでは“POCTとMSBG”,チーム医療セミナーでは“糖尿病療養指導士,CRC,NSTでのチーム医療へのかかわり”をそれぞれテーマとして実践的な講義が行われた.
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