今月の主題 乳癌と臨床検査
各論
針生検組織診―臨床病理学的位置付けと新しい病理報告様式
土屋 眞一
1
Shinichi TSUCHIYA
1
1日本医科大学付属病院病理部
キーワード:
マンモトーム生検
,
針生検報告様式
,
病理診断
Keyword:
マンモトーム生検
,
針生検報告様式
,
病理診断
pp.48-54
発行日 2007年1月15日
Published Date 2007/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100399
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針生検(マンモトーム生検含)は近年,乳癌の診断には欠かせないツールとなっている.この普及につれ,第15版乳癌取扱い規約(2004年)に“針生検報告様式”として病理学的診断基準が収載されているが,得られる検体が微小であること,病理診断が難しい乳管内病変が多くを占めていること,腫瘤性病変のみならず非腫瘤性病変(主に微小石灰化病変)もその対象となることなどから,採取方法と適応および,その病理診断には十分な理解と知識とが必要である.〔臨床検査 51:48-54,2007〕
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