学会だより 第46回日本臨床細胞学会春期総会
がん検診における細胞診の意義を考える
金城 満
1
1新日鐵八幡記念病院中央検査部・病理部
pp.1043-1045
発行日 2005年9月15日
Published Date 2005/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100257
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第46回日本臨床細胞学会春期総会は福岡西方沖地震から3か月がたち,復興への槌音の響く福岡市の国際会議場で5月25日開催された.
1983年以来老人保健法により実施されてきた子宮がん検診は子宮頸癌による死亡率を着実に減少させた.一方がん検診による死亡率の減少が明確でない腫瘍もあり,今後の行政の対応が問題となっている.そのような社会的背景で,本学会長の柏村正道教授は長年関与された子宮頸癌検診の経験から,「がん検診の明日をめざして」を本学会の主題とされ,子宮がん検診,肺癌検診,乳がん検診などの話題を主に取り上げることになった.
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