今月の主題 尿路感染症の診断
各論
細胞診
金城 満
1
,
奥村 幸司
2
,
山田 博
3
Mitsuru KINJO
1
,
Kouji OKUMURA
2
,
Hiroshi YAMADA
3
1新日鐵八幡記念病院/病理部
2新日鐵八幡記念病院・泌尿器科
3健和会大手町病院臨床検査部
キーワード:
尿細胞診(urine cytology)
,
感染症(infectious diseases)
,
特異免疫抗体(specific antibodies)
,
免疫染色(immunostaining)
,
封入体(inclusion bodies)
Keyword:
尿細胞診(urine cytology)
,
感染症(infectious diseases)
,
特異免疫抗体(specific antibodies)
,
免疫染色(immunostaining)
,
封入体(inclusion bodies)
pp.177-183
発行日 2007年2月15日
Published Date 2007/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100424
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細胞診の本来の目的は悪性腫瘍のスクリーニングであるが,時に一部の感染症では細胞像から明らかになることがあり,今回は感染症の病原体の種類から見た細胞診における診断の可能性とその特徴について述べた.従来のPapanicolaou染色ではある程度の推測にならざるを得ないが,封入体は1つの特徴像である.また,細胞転写法により特異抗体を用いた免疫染色は感染症の細胞診断に有用である.〔臨床検査 51:177-183,2007〕
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