今月の主題 脳脊髄液
各論
化学発光反応による脳脊髄液物質の測定
眞重 文子
1,2
,
西丸 宏
3
,
角田 誠
4
,
今井 一洋
3
Fumiko MASHIGE
1,2
,
Hiroshi SAIMARU
3
,
Makoto TSUNODA
4
,
Kazuhiro IMAI
3
1武蔵野大学薬学研究所
2朝日生命成人病研究所
3武蔵野大学薬学部生命化学分析
4東京大学大学院薬学系研究科
キーワード:
化学発光
,
カテコールアミン
,
3-o-メチル代謝物
,
単純ヘルペスウイルス抗原
,
胎盤型アルカリホスファターゼ
,
S-100蛋白
Keyword:
化学発光
,
カテコールアミン
,
3-o-メチル代謝物
,
単純ヘルペスウイルス抗原
,
胎盤型アルカリホスファターゼ
,
S-100蛋白
pp.387-392
発行日 2005年4月15日
Published Date 2005/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100127
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〔SUMMARY〕 化学発光反応は,蛍光の10~1,000倍の感度を有しており,イムノアッセイや高速液体クロマトグラフィーの検出反応に活用されている.髄液中物質の測定では,従来検査されている物質の高感度測定法の開発や,中枢神経系疾患の新たなマーカーの測定に化学発光反応が利用されている.本稿では,化学発光反応を使用した髄液中物質の,①カテコールアミンとその3-o-メチル塩基性代謝物,②単純ヘルペスウイルス抗原,③胎盤型アルカリホスファターゼ,④S-100蛋白,の定量法について概説する.〔臨床検査 49:387-392,2005〕
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