今月の主題 PK/PD解析を指標とした感染症治療
各論
呼吸器感染症治療におけるPK/PDの考え方
二木 芳人
1
,
吉田 耕一郎
1
Yoshihito NIKI
1
,
Koichiro YOSHIDA
1
1川崎医科大学呼吸器内科
キーワード:
市中肺炎
,
院内肺炎
,
耐性菌
Keyword:
市中肺炎
,
院内肺炎
,
耐性菌
pp.63-67
発行日 2006年1月15日
Published Date 2006/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100009
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呼吸器感染症の主要原因菌は,院内感染のみならず市中感染でも著しい耐性化傾向を示し,それらを治療するべき新規抗菌薬の開発も停滞している.われわれは手持ちの抗菌薬をより理論的かつ効果的に用いてこれら耐性菌感染症を治療すると同時に,これ以上の耐性化を遅らせる努力をしなければならず,PK/PD分析はそのために有益である.ただし,呼吸器感染症の原因菌あるいは病態は多彩であり,それぞれに応じた設定が必要である.〔臨床検査 50:63-67,2006〕
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