今月の主題 PK/PD解析を指標とした感染症治療
各論
泌尿器科領域感染症治療におけるPK/PDの考え方
村谷 哲郎
1
,
松本 哲朗
1
Tetsuro MURATANI
1
,
Tetsuro MATSUMOTO
1
1産業医科大学医学部泌尿器科
キーワード:
尿路感染症
,
Urinary Bactericidal Titer
,
淋菌性尿道炎
Keyword:
尿路感染症
,
Urinary Bactericidal Titer
,
淋菌性尿道炎
pp.69-74
発行日 2006年1月15日
Published Date 2006/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100010
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
尿路感染症治療に相関する薬物動態パラメーターについては,いまだ明確なデータが示されていない.血中濃度,組織内濃度,尿中濃度,尿中累積量のいずれが相関するのか,現段階ではデータが少なく不明である.PK/PDの考え方を尿路感染症治療に利用した方法として,Urinary bactericidal titerと日本化学療法学会の尿路感染症におけるブレイクポイントがあり,これらに加えて,淋菌性尿道炎におけるTherapeutic time(治療時間)について言及した.〔臨床検査 50:69-74,2006〕
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.