医療を支えるファシリティマネジメント7話・6
変化に対応する施設経営
柳澤 忠
1,2
1名古屋大学
2名古屋市立大学
pp.920-921
発行日 2002年11月1日
Published Date 2002/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541903652
- 有料閲覧
- 文献概要
現在,医療の世界では絶えず変化があり,医療制度改革の盛んな議論の中で,個々の施設の将来計画決定については待ったなしの状況にあります.10か月近い猶予があるとはいえ,2003年8月までにすべての病院が一般病床(急性期),療養病床(慢性期)の機能分化の意思決定を迫られています.建築的にも大問題で,患者1名当たりの病床面積や廊下幅を,新設・既設に分けて具体的に示された基準に適合させなくてはなりませんし,機能を特定すると施設面でも全面的な見直しが迫られます.
今日1日が昨日と同じように過ぎればよいのかもしれませんが,長期的にも短期的にも昨日とは違う状況を予想した場合は変化に対応した経営(change management)が求められています.
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.