特集 変革する病院経営とトップマネジメント
変化に対応できる病院経営とは
竹本 吉夫
1
,
丹野 清喜
2
,
山口 昇
3
,
武田 隆男
4
,
川村 耕造
5,6
,
中山 耕作
7,8
,
亀田 俊忠
9
Yoshio TAKEMOTO
1
,
Kiyonobu TANNO
2
,
Noboru YAMAGUCHI
3
,
Takao TAKEDA
4
,
Kohzoh KAWAMURA
5,6
,
Kohsaku NAKAYAMA
7,8
,
Toshitada KAMEDA
9
1秋田赤十字病院
2水戸済生会総合病院
3公立みつぎ総合病院
4医療法人医仁会武田総合病院
5小山田記念温泉病院
6川村病院
7日本病院
8聖隷浜松病院
9亀田総合病院
pp.124-137
発行日 1991年2月1日
Published Date 1991/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900855
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変化には変化だ
当院は開設されて今年で77年目を迎える.
これまでに3たび居を変えているが,いずれも内的・外的環境の激変に積極的に対応すべく,移転新築というスクラップ・アンド・ビルドの荒療治を断行したためである.私は8代目の院長として2回目の荒療治を担当して24年になるが,病院の現状からみて構造的にも機能的にもとうに限界をすぎており,3回目の荒療治が急務という厳しい事態に陥っている.まさしく“企業が繁栄を謳歌できる期間は平均して約30年”という感が強い.環境の激変期,そして時代の大きな変革期においては,変化の先行きを見定め,その変化に柔軟かつ適切,しかも創造的に対応していかねばならない.
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