特集 院内機能の分散化の動き
院内の診療機能の分散化—薬剤部門の分散化
林 昌洋
1,2
1国家公務員共済組合連合会
2虎の門病院薬剤部
pp.878-880
発行日 2002年11月1日
Published Date 2002/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541903640
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病院の薬剤部門は調剤を中心とした伝統的な業務をもとに,薬学的な技術の分化あるいは管理対象の細分化に合わせて,幾つかの専門的な機能に分化し発展してきた.その主なものとして,医薬品管理業務,製剤業務,医薬品情報業務,患者指導管理業務,薬物血中濃度解析業務,試験・研究業務などが上げられる.
こうした薬剤部門の各機能を施設内にどのように構築し配置するかを考える場合には,医療機関の規模や医療における施設機能を考慮する必要があるものの,近代的な薬物療法を支える薬局機能としてはいずれも必要不可欠なものになっている.
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