特集 年功給は崩せるか
年功給は崩せるか—管理職年俸制度の導入と効果
中井 慶子
1
1特定医療法人大道会
pp.642-644
発行日 2002年8月1日
Published Date 2002/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541903584
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特定医療法人大道会,社会福祉法人山水学園,NPO法人アジア総合リハビリテーションの3法人は,大道会グループとして九つの事業を運営している.特定医療法人大道会が大道病院1施設から,ボバース記念病院を加え2施設の運営を行うようになったのは昭和57年である.それを機に給与体系を賃金管理研究所(弥冨式)の体系に改定した.その後,事業規模の拡大とともに職員の能力向上とそのための教育の充実が求められるようになり,院内資格制度も充実した平成5年に東海総合研究所(現,UFJ総合研究所)の指導を受け職能格制度を導入した.
医療を取り巻く経営環境が一段と厳しくなった現在,能力開発のみならず仕事の成果が今まで以上に求められるようになった.職員の能力の向上・仕事の成果を公平に反映した処遇をすべく,平成13年度から管理職を対象に「目標管理制度に基づく年俸制度」を導入した.まだ1年の実績なので効果というより,制度の内容と期待したものを述べたい.
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