病院管理フォーラム リスクマネジメントの実践・9
八尾病院のリスクマネジメントの取り組み(4)—リスクマネージャの位置付けと業務
杉田 恵子
1
,
原 英樹
2
1医療法人医真会医療福祉科
2医療法人医真会医療福祉科看護部
pp.326-327
発行日 2000年4月1日
Published Date 2000/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902971
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平成9年10月1日に医療の質調整委員会が発足した.顧問2名(医師2名),委員長1名(医師),委員は医師1名を含む7名の合計10名でスタートした.目的は医療事故を未然に防ぎ,全組織的に対応を検討して全職員に啓発していくことであった.同委員会の発足当初は2か月に1度の会議の開催のみで具体的な対応は実施されなかった.そして,平成11年4月1日,リスクマネジメント部会(以下,RM部会と略す)が設置された.RM部会の目的は医療法人医真会の理念を実現するために,危機管理を総合的に分析,実施プランに取り組み,職場での実行を可能とし,グループ全体から地域レベルまでその活動を拡大することであった.
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