病院ボランティアの提案—東札幌病院・9
視覚からの癒し・3—渡り廊下はミニギャラリー
斉藤 悦子
1
,
石垣 靖子
2
1東札幌病院
2東札幌病院看護部
pp.243
発行日 2000年3月1日
Published Date 2000/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902949
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当院はM棟(main)とA棟(annex)に分かれており,1階の連絡通路で二つの棟がつながっている.この連絡通路は平成6年頃からボランティアのアイディアで常設のミニギャラリーとして空間の有効活用がなされるようになった.
最初は当院の患者Sさんの写真展がきっかけだった.趣味で写真を撮っていたSさんは,毎月入れ替えをしながら写真で季節の移り変わりを伝え,時には動物たちの可愛らしいショットがあったりして思わず足を止めてしまう人もいた.2年間続いたSさんの写真展の後は,1月単位でボランティアの絵手紙や,手作りのポストカード,そしてジグソーパズルや写真の展示などが続いていた.その空間の一部には毎月継続している川柳の会の作品も展示されているので,二つの棟の行き来は結構お楽しみ街道になっている.
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